神奈川県で興信所に調査を依頼したいとお考えの方に向けて、依頼できる調査の種類、探偵事務所との関係、費用の目安、そして県内の地域差を踏まえた調査の進め方を整理しました。
神奈川県は人口920万人を超え、横浜市・川崎市・相模原市の3つの政令指定都市を含みます。同時に、湘南の海沿い、県央の内陸部、県西の山間部、三浦半島と、地理的な条件が大きく異なる地域を抱えています。この地域差は調査の設計に直接影響します。
このページでは、神奈川県内で依頼できる調査の内容、地域ごとの調査特性、料金の考え方、依頼先を選ぶ基準、県内33市町村への対応状況をご説明します。記載する金額や日数は一般的な目安です。
興信所と探偵事務所の関係
県内には「興信所」「探偵事務所」「調査事務所」といった名称の事業者が存在しますが、探偵業の業務の適正化に関する法律(探偵業法)のもとでは同じ扱いを受けます。
同法は、他人の依頼を受けて特定人の所在または行動に関する情報を、聞き込み・尾行・張り込みといった実地の調査によって収集し、依頼者に報告する業務を探偵業務と定義しています。名称による区別はありません。したがって、営業所ごとの公安委員会への届出義務、契約前の書面交付義務、秘密保持の義務は等しく課されます。
判断の基準にすべきは、届出の有無と実際の対応内容です。神奈川県内で営業する事業者であれば、神奈川県公安委員会への届出が行われているかを確認してください。
神奈川県で依頼できる調査
依頼できる調査を分野ごとに整理します。
浮気調査・不貞行為の調査
ご相談で最も多い分野です。対象者が特定の相手と会っているかを確認し、不貞行為を推認できる記録を押さえます。神奈川県は都内への通勤者が非常に多いため、勤務先が東京、自宅が神奈川という構図での調査設計が中心になります。
素行調査
日常の行動を一定期間確認し、時系列で記録する調査です。疑いの内容がまだ具体的でない段階に適しています。お子さまの交友関係の確認や、ご高齢のご家族の生活状況の確認といったご相談もあります。
所在調査・人探し
連絡が取れなくなった家族や関係者の所在を確認する調査です。過去の住所や勤務先、交友関係を手がかりに、記録の確認と現地での調査を組み合わせて進めます。
企業に関する調査
県内は京浜工業地帯から内陸の製造業、湘南のサービス業まで業種の幅が広く、取引先の実態確認や従業員に関するご相談があります。目的と範囲を慎重に設定したうえで実施します。
嫌がらせ・つきまといの調査
行為者が分からない嫌がらせについて、誰が行っているのかを確認する調査です。警察への相談や法的な対応の前提として、事実を記録する目的で依頼されます。
神奈川県内の地域差と調査特性
神奈川県は地域によって生活様式が大きく異なります。ここを理解しておくと、提示された調査プランの妥当性を判断しやすくなります。
横浜・川崎(都市部)
鉄道と徒歩が移動の中心です。横浜駅や川崎駅は複数路線が集まるターミナルで、改札が多く地下街も発達しているため、尾行では見失いのリスクが高い環境です。複数名で改札や出口に配置する設計が必要になります。飲食店や宿泊施設が集中しているため、行動範囲が比較的狭い範囲で完結することもあります。
相模原・県央(厚木・海老名・大和・座間)
鉄道と自家用車の両方が使われる地域です。小田急線や相鉄線、JR相模線が走る一方、国道16号や国道246号沿いの移動も多くなります。海老名や本厚木は乗り換えの結節点であり、ここを起点に複数方向へ分岐するため、追跡の判断が難しい場面があります。
湘南(藤沢・茅ヶ崎・平塚・鎌倉)
東海道線と小田急江ノ島線、江ノ島電鉄が走り、駅周辺は徒歩圏の生活が成り立っています。一方で海沿いの国道134号は季節や時間帯によって混雑が激しく、車での追跡では距離の取り方に注意が必要です。観光客が多い時期は人混みに紛れやすい反面、駐車場の確保が難しくなります。
県西(小田原・秦野・南足柄・箱根町ほか)
自家用車が生活の中心となる地域が多く、車両による追跡が主体になります。小田原厚木道路や東名高速を使った移動が容易なため、行動範囲が広くなりやすい特徴があります。山間部では道路の選択肢が限られるため、逆に追跡しやすい場面もあります。
三浦半島(横須賀・逗子・三浦・葉山町)
京急線とJR横須賀線が縦に走り、横浜横須賀道路が並行しています。半島という地形上、南北方向の移動経路が限られるため、経路の予測が立てやすい地域です。一方で夜間は交通量が少なくなるため、車両追跡では距離の取り方に配慮が必要になります。
調査費用の目安
費用は「調査員の人数 × 稼働時間 × 時間単価 + 諸経費」という構造で決まります。地域によって単価が大きく変わるものではありませんが、移動距離によって必要な稼働時間が変わります。
尾行を伴う調査では、調査員2名体制で1時間あたり13,000円〜25,000円程度が一般的な相場です。1日(10時間程度)で18万円前後、全体では2日から4日程度で20万円〜60万円程度に収まるケースが多くなります。
神奈川県の場合、県西や県央から都内まで追跡する設計になると移動時間が長くなり、稼働時間が伸びやすくなります。逆に、生活圏が駅周辺で完結している場合は短時間で成果に届くことがあります。
当事務所の料金
参考として、当事務所の料金体系を掲載します。追加料金が発生する条件も含め、契約前に書面でご説明します。
| 項目 | 料金(税込) |
|---|---|
| 基本調査料金 | 49,500円〜(最低稼働3時間分) |
| 通常料金(10時間) | 165,000円 |
| 車両代 | 5,500円 |
| その他経費 | 電車代・ガソリン代等の実費 |
長時間の調査には、割安なパック料金をご用意しています。
| プラン | 料金(税込) | 1時間あたり | 割引 |
|---|---|---|---|
| 10時間パック | 148,000円 | 14,800円 | 約10%オフ |
| 20時間パック | 280,000円 | 14,000円 | 約15%オフ |
| 30時間パック | 396,000円 | 13,200円 | 約20%オフ |
※報告書・証拠写真/動画の提供は料金に含まれます。ご依頼者様の同意なく追加費用が発生することはありません。延長は30分単位で対応可能です。
依頼の流れ
まず無料相談で状況と目的を伺い、必要な調査内容と概算費用をご提示します。ご納得いただけたら、重要事項を記載した書面を交付してご説明し、契約を結びます。その後、調査を実施し、終了後に速報として概要をご報告、数日から1週間程度で報告書をお渡しします。
相談から報告書受領までは、2日程度の調査であれば2週間前後が目安です。依頼者が主導権を持てるのは「見積もりの提示から契約まで」の段階です。ここで疑問をすべて解消しておくことが、後悔しない依頼につながります。
神奈川で興信所を選ぶときの基準
- 公式サイトに探偵業の届出番号が記載されているか
- 所在地と固定の連絡先が明記されているか
- 依頼したい分野の実績が示されているか
- 時間単価に含まれる調査員の人数が明確か
- 車両代・交通費・報告書作成費の扱いが明示されているか
- 車両追跡と徒歩追跡の両方に対応できる体制か
- 都内や県外への移動が発生した場合の費用の扱いが明確か
- 報告書のサンプルを見せてもらえるか
- 契約前に書面での説明があり、持ち帰って検討できるか
- 違法性のある手法を提案してこないか
神奈川県は都市部と郊外が混在するため、車両追跡と徒歩追跡の両方に対応できる体制かどうかが実務上の分かれ目になります。当事務所の届出番号は探偵業届出 第45230061号です。
興信所でもできないこと
住居への侵入や敷地への立ち入りはできません。承諾のないGPS機器の取り付けや位置情報の取得も認められていません。2021年のストーカー行為等の規制等に関する法律の改正により、この点はより明確になりました。他人のアカウントへの無断ログイン、通信内容の無断取得、郵便物の無断開封も同様です。戸籍や住民票を第三者が自由に取得することや、口座情報の取得もできません。
神奈川でのご相談で多いパターン
これまでにお寄せいただいたご相談から、県内で目立つパターンをご紹介します。
都内勤務者の帰宅遅れ
「残業」という説明で帰宅が遅くなるケースです。神奈川県は都内への通勤者が非常に多く、都内で合流してそのまま留まる場合と、県内へ戻ってから合流する場合の両方があります。勤務先の所在地が分かっていれば、退勤時刻に合わせて勤務先側から追う設計が確実です。
車での休日外出
県央や県西では、休日に自家用車で出かけるパターンが目立ちます。走行距離の変化やガソリンの給油記録、高速道路の利用履歴から行動範囲を推測できることがあり、事前情報として非常に有効です。
単身赴任・別居中の行動確認
県内と県外に分かれて生活しているケースのご相談もあります。この場合は移動を伴う調査になるため、稼働時間と交通費の見通しを事前に確認しておくことが重要です。
ご家族の所在確認
連絡が取れなくなったご家族の所在を確認したいというご相談です。過去の住所や勤務先、交友関係を手がかりに進めます。
ご相談前に整理しておくとよいこと
事前情報の精度が、調査の効率と費用を大きく左右します。分かる範囲で次の情報を整理してお持ちください。
対象者の顔が分かる写真、自宅と勤務先の所在地、通勤に使う路線と経路または車での通勤経路、使用車両の車種と色とナンバー、よく行く店や施設、行動が不審だった日付や曜日の記録、車の走行距離の変化や給油の記録。
神奈川県のように鉄道と車の両方が使われる地域では、対象者がどちらを主に使うのかが分かっているだけで初動の設計が大きく変わります。また、県央や県西では最寄り駅まで車やバスを使う生活圏も多いため、自宅から駅までの経路も重要な情報になります。
そして最も大切なのが、調査の目的です。何を確認したいのかによって必要な調査量が変わり、費用も変わります。整理できていない段階でも構いませんので、ご相談の場で一緒に整理していきましょう。
報告書の内容と活用
調査の成果は報告書として形になります。行動調査であれば、調査日ごとの行動の時系列、移動経路を示した地図、人物や場所が識別できる写真、同行者の特徴、立ち寄り先での滞在時間が記載されます。
報告書の価値は「第三者が読んで事実の流れを追えるか」で決まります。写真が数枚並んでいるだけの形式では、後に弁護士へ相談する場面や話し合いの場面で説明力が不足します。依頼前にサンプルを見せてもらうことをおすすめします。
慰謝料請求や離婚協議を検討する場合は、報告書を持って弁護士に相談するのが一般的な流れです。不貞行為に対する慰謝料は事案によって数十万円から300万円程度とされることが多く、離婚に至る場合には100万円〜300万円程度が目安として語られますが、金額は事情によって大きく変わります。具体的な見通しは弁護士にご確認ください。
なお、不貞行為に対する慰謝料請求は損害および加害者を知った時から3年で時効にかかると一般に理解されています。証拠を得た後、判断を無期限に先延ばしにすることは得策ではありません。
神奈川県内の対応エリア
当事務所は神奈川県内全域に対応しています。横浜市、川崎市、相模原市、横須賀市、平塚市、鎌倉市、藤沢市、小田原市、茅ヶ崎市、逗子市、三浦市、秦野市、厚木市、大和市、伊勢原市、海老名市、座間市、南足柄市、綾瀬市、葉山町、寒川町、大磯町、二宮町、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、箱根町、真鶴町、湯河原町、愛川町、清川村。
また、県内に限らず全国対応で調査を承っています。対象者が県外へ移動する場合や、依頼者が遠方にお住まいの場合もご相談ください。
ご相談・お見積もり
当事務所は探偵業届出済(探偵業届出 第45230061号)の探偵事務所です。全国対応で、ご相談は無料です。「何を依頼すべきか整理できていない」という段階のご相談でも構いません。状況を伺ったうえで、必要な調査の範囲と概算費用をお伝えします。
ご相談内容や個人情報は厳重に管理し、ご本人の同意なく第三者に開示することはありません。
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よくある質問(FAQ)
神奈川の興信所と探偵事務所は違いますか?
法律上は同じ扱いです。探偵業法は名称による区別を設けておらず、届出義務や契約前の書面交付義務も等しく課されます。神奈川県内で営業する事業者であれば、神奈川県公安委員会への届出が行われているかを確認してください。
費用はどのくらいかかりますか?
尾行を伴う調査では調査員2名体制で1時間13,000円〜25,000円程度が一般的な相場です。1日で18万円前後、全体では20万円〜60万円程度に収まるケースが多くなります。県西や県央から都内まで追跡する設計では稼働時間が伸びやすくなります。
県西や県央でも対応できますか?
対応しています。小田原・秦野・厚木・海老名といった地域は自家用車が生活の中心になるため、車両による追跡を主体とした設計になります。国道246号や小田原厚木道路を使った広域移動も想定して臨みます。
湘南エリアの調査で注意点はありますか?
海沿いの国道134号は季節や時間帯によって混雑が激しく、車での追跡では距離の取り方に注意が必要です。観光客が多い時期は人混みに紛れやすい反面、駐車場の確保が難しくなります。
対象者が東京都内へ移動した場合も追跡できますか?
対応しています。神奈川県は都内への通勤者が非常に多いため、勤務先側から追跡する設計になるケースも多くあります。移動が発生した場合の費用の扱いは、見積もりの段階でご確認ください。
神奈川県内はどこまで対応していますか?
横浜市・川崎市・相模原市の3政令市を含む県内全域、19市13町1村すべてに対応しています。また県外も全国対応で承っています。
興信所でもできない調査はありますか?
住居への侵入、承諾のないGPS機器の取り付けや位置情報の取得、他人のアカウントへの無断ログイン、郵便物の無断開封はできません。戸籍や住民票を第三者が自由に取得することや口座情報の取得もできません。
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まとめ
神奈川県で興信所に依頼できるのは、浮気調査や素行調査、所在調査、企業に関する調査などです。興信所と探偵事務所は探偵業法のもとで同じ扱いであり、名称による優劣はありません。
神奈川県の特徴は地域差の大きさです。横浜・川崎の都市部は鉄道と徒歩が中心、県央・県西は自家用車が中心、湘南は季節による混雑、三浦半島は経路が限られる——それぞれに適した設計が必要になります。車両追跡と徒歩追跡の両方に対応できる体制かどうかが、事業者選びの実質的な分かれ目です。
費用は尾行を伴う調査で1時間13,000円〜25,000円程度、全体では20万円〜60万円程度が目安です。届出番号の記載、料金内訳の明確さ、報告書の質を確認したうえでご検討ください。ご不明な点があれば、無料相談でお気軽にお尋ねください。

